クリニック通信

  • 睡眠を削って仕事をすること

    当院に通院している患者さんにも多忙な方が結構いらっしゃいます。 私は、どんなに忙しくても最低6時間の睡眠をとるようにお伝えしていますが、仕事でどうしても4~5時間しか睡眠時間を確保できないという話をよく聞きます。 睡眠不 […]

  • 強迫性障害の治療とオーナーシップという概念

    以前、強迫性障害を「悪魔のように恐ろしい存在」と表現する患者さんがいました。 私がその患者さんに説明したことを紹介します。   強迫性障害は「自分自身の問題で人任せでは治らない」ということは理解されているようで […]

  • 睡眠時無呼吸症とメンタル疾患の関係

    2008年に発表された久留米大学で行われた研究によると、睡眠時無呼吸症(SAS)患者の27.6%に何らかのメンタル疾患が見られるとのことです。最も多いのは、うつ病で、順に、不安障害、不眠症、双極性障害と続きます。 そうす […]

  • 「問題」と「その人」を分けることが非常に大切

    「自尊心が低くネガティブに考えがちで、他者の些細な言動に対して卑屈になってしまう」というAさん。 私が、Aさんにお伝えしたことを書いてみます。   ネガティブに考える、自尊心が低い、などを自分の性格ととらえると […]

  • 復職がうまくいくために大事なこと

    うつ病や双極性障害で休職された場合、復職が順調にいくかを大きく左右することは「認知機能」の回復です。 「認知機能」とは、脳の情報処理のうち、単純な感覚情報の処理などよりも、比較的高度な能力を言います。例えば、文章を読んで […]

  • 生活リズムの大切さ

     一般の方はメンタルの病気というと、きっと診察でも患者さんの気持ちや自覚的なつらさなどを重視すると想像されるのではないかと思います。確かにそういうことも大切ですが、われわれ医療者が注目するのは、まず睡眠や食事が […]

  • うつ病

     うつ病は比較的頻度の高い疾患で、誰でもかかる可能性があります。WHOによると、2030年にはうつ病が世界でもっとも経済的損失を与える疾患になると予想されています。  うつ病は社会的に広く認知されるようになって […]

  • パニック障害治療の詳細

    パニック障害は、有名人がカミングアウトしたり新聞やテレビでも取り上げられることが多い病気です。動機・息苦しさ・胸痛・発汗・体の震え・痺れ・嘔気・嘔吐などの身体症状や「死んでしまうのではないか」「気が狂ってしまうのではない […]

  • たばこをやめたい方へ

     たばこに含まれる依存性物質はニコチンです。  ニコチンは脳内のアセチルコリン受容体に結合し以下の作用をもたらします。 覚醒作用:眠気をとる鎮静作用:イライラを鎮める食欲抑制作用たばこがやめにくいのは、ニコチンが脳内から […]

  • 患者さんの成長に関われること

     本当に時々でしかないのですが、治療を終えた患者さんから、嬉しい手紙を頂けることがあります。  メンタル不調に陥るということは、非常にしんどい、嫌な体験である一方で、それをきっかけに自分を見つめ直したり、さらに成長するこ […]

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