クリニック通信

  • うつ病らしからぬうつ病?

    私は「うつ病」という診断を狭くとる医者です。DSM(一般的な診断基準)の大うつ病エピソードを一見満たしていても、「食事がおいしい」とか「もしも今の環境を変えることができれば、〇〇する自信がある」とか「自分のセールスポイン […]

  • 不安感から委縮してしまう人へ

    不安は健全な欲求が存在するから起こる 例えば、志望校に受かりたいと思っている受験生は入試について不安になります。健康でいたいと思う気持ちが強い人ほど病気になるのが不安になります。仕事で成功したいという欲求があるから、失敗 […]

  • 不安障害と行動療法のコツ~社交不安症状への応用

    社交不安も、人前場面の脅威を過剰評価して生じる不安反応が「思考」「行動」と悪循環を形成している点は、高所恐怖と同じである。ただし、治療は高所恐怖ほど単純にはいかない。なぜなら、人前場面は高所のように物理的に都合よく制御で […]

  • 不安障害と行動療法のコツ

    不安反応  人は、ある状況について「危険かもしれない」と認識したときに、脳から体全体かけて自動的に不安反応が引き起こされる。不安反応とは、起こりうる危機に対応するための闘争・逃走のための準備状態を作り出すことを […]

  • いい医者の条件?

    今回は私から見て「いい医者」と思える条件を挙げてみます。決して自分がすべての条件を満たせているわけではないくせに、あえて書いてみます。 1.病気についての知識 専門家とはいえ重箱の隅的なことまで熟知していることはありえま […]

  • 双極性障害に伴う過食の治し方⑤⑥

    ⑤大事な人には本当の気持ちをきちんと言葉で伝える依存性薬物を動物に投与すると、その動物は依存性物質を自ら摂取するようになります。当たり前の実験ですが、この先が重要です。その動物を孤独な環境に置いておくと、依存行動は変化し […]

  • 双極性障害に伴う過食の治し方③④

    ③健康的にやせることを目指す適度にやせて綺麗でいたいという気持ちは女性なら当然です。そのために最も有効なことは基礎代謝量を上げることです。基礎代謝量を上げれば、リバウンドしにくい体になります。基礎代謝量は筋肉を増やすこと […]

  • 双極性障害に伴う過食の治し方②

    ②過食について理解する 過食はなぜ止めにくいのか?それは依存性薬物と同じ脳内メカニズムがあるからです。それは「すぐに効果が得られる行動や物質は脳内に『止められない回路』を形成する」ということです。過食の効果はもやもやした […]

  • 双極性障害に伴う過食の治し方①

    当院では双極性障害Ⅱ型の患者さんが多いのですが、過食症状を合併している方が一定の割合で存在します。 そのような場合にどんなふうに対処するのが良いかをまとめてみます。  ①まずは双極性障害を治す双極性障害は気分が […]

  • 運動とメンタルヘルス

    運動することが身体に良いことは誰でも知っていますが、近年、精神の健康にもとても良いことが実証的に示されています。 適度な運動は、ストレスによる不安反応が過剰になることを抑制してくれるという研究もあります。 不安・抑うつの […]

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